園内に入って鳥の集まるという水場を探しますが、自然公園というだけあって森のなかの道は獣道のようです。でもここでは、迷子になっても方角だけはわかるので安心なんです。木立の間から富士山が見えます。富士山が見えたらそちらが北、反対が南です。それで園内の地図を何度も確かめながら歩き、ようやく目的の水場に辿り着きました。
そうそう、迷子になって良かったこともありました。
腰を下ろして休憩していると、マヒワの群れが飛んできました。わたしのいる近くの木に止まったのですが、すぐに飛んでしまいました。でもしばらく付近を旋回して、少し離れたところへ降りて行きました。
マヒワの群れを追って歩いていくと、突然ミソサザイのさえずりがしました。声のする方をみると、露出した木の根に可愛いミソサザイがいました。でもすぐにジャッ、ジャッ、ジャッと地鳴きをしながら森の奥へ消えてしまいました。
マヒワとミソサザイが見られたので嬉しくなって、また頑張って歩きはじめました。すると、今度はミソサザイがたくさん鳴いている檜林に出ました。道の左右それぞれから鳴き声がします。声のする辺りをそーっと観ていると、ひょっこり姿を現してくれたりして、写真には撮れませんでしたが、またまた嬉しくなっちゃいました。
ここは春が楽しみなところですね~
さて、水場です。水場を囲う岩(溶岩石でしょう)は苔が生していて綺麗です。
ちなみに、ここの水場には餌台があります。後で聞いた話ですが、ここの餌台は日本野鳥の会がやっていて、冬の時期だけ毎週土曜日に餌(小鳥の餌とヒマワリの種)をやっているのだそうです。
わたしが到着すると、既にお一人がいらっしゃって、今日は足輪をつけたシジュウカラとヤマガラがたくさんと、ゴジュウカラも来ているとのことでした。それから、ミヤマホオジロもやってくると教えてくださいました。
後から何人かのバーダーさんがいらっしゃいました。その人たちのおかげで、水場はこの辺りに数箇所設けてあることがわかりました。
また、その人たちに「ここにウソは来ますか?」と聞いてみましたが、ウソを見るなら広場や桜並木の方だね、と言われました。
餌台のおかげで、ものすごい数のシジュウカラとヤマガラです。わたしの脇を羽音を立てて飛び交うのには焦りました~。
ゴジュウカラは2羽が交互に来ていたようです。
シジュウカラ
しばらくすると、水場の奥にミヤマホオジロがやって来ました(先頭の写真)。初見です。ラッキー!!
ミヤマホオジロのほかに、アトリと夏の装いに変身しつつあるカシラダカが来てくれました。
ミヤマホオジロを待っていると、驚いたことにマヒワの群れがやってきました。水場に水を飲みに来たようです。木から降りてきたマヒワを初めて見ました!しかも一度にたくさんで降りてくるんですよ。見ごたえありました~
水場に降りてきたマヒワたち ↑これは雄のグループ。雌のグループとは交互に降りてきました。
マヒワ雌
初見となったミヤマホオジロですが、色が薄いので雌かな?と思うのですが、もしかしたら夏羽になりつつある雄なのかもしれません。とにかくたくさん遊んでもらいました。
ここに紹介した以外のカットはギャラリーでご覧ください。
ウソには会えませんでしたが、日没近くまでたっぷり楽しい鳥観になりました。
ミヤマさん、いい目してますねぇ・・・。マヒワさんの黄色も鮮やか^^
それにしても、私がこれだけたくさんの鳥たちに一度に出会えちゃうと、図鑑引きだけで相当時間かかっちゃいそうです^^;
投稿情報: mattyu | 2005-03-22 18:03
いろんな種類の鳥さんに会えると、あれはなんだこれはなんだと識別するのも楽しいですよね~^^
投稿情報: keiri | 2005-03-22 23:03