※昨日2004年7月31日の日記からの続き
昨日の下見ですっかり気に入った高原。今朝は4時に起きて朝食前の早朝鳥観散歩です!昨日買ったガイドブックを参考にして、今日は違う入り口から入った草原でノビタキを探すことにしました。
早起きしたのはいいのですが、高原の朝4時台はとても暗く、鳥を探せる状態ではありません。しかも、宿の玄関は閉ざされたままで外へ出ることも出来ませんでした(T_T) フロントへ行って「開けてくださ~い」とお願いしようかどうか迷いながら部屋でボ~っとしているうちに、時間は5時になりました。玄関を開けてもらおうと決心してフロントへ下りていくと、ちょうどホテルの人がラウンジのカーテンを開けているところで、玄関も開いていました。おはようございますと挨拶してホテルを出て、車に乗り込み、昨日から決めておいたポイントへ行きました。
入り口から草原へ入ると、ハイキングマップを見ても本当にこの道でいいのかな?と不安になるような道なき道でした。しばらく進むと草原へ入る木道が現れました。ホッと安心して先へ進みます。ズミの林とシラカンバの並木を抜けると、草原が広がっていました。木道の先にカメラを構えた小父さんたちがいて、同好者か?と思いきや、どうやら山に降り注ぐ朝日の写真を撮っている様子でした。どんなもんかと試しにコンパクトデジカメで一枚(笑)
さすがに早朝だけあってハイカーはまったくいません。時々カメラを担いだ小父さんとすれ違う程度です。安心して木道に三脚をすえて、ノビタキを探します。とにかく広い草原なので、目をよく凝らして見渡すと、あんがいたくさんノビタキが飛び交っているのがわかりました。草原にはトンボなどの虫がたくさん飛んでいるので、それらを狙って忙しそうです。
昨日から気になっていたノビタキ雄のボサボサの羽。やはりこちらでもボサボサです。しかも羽が擦り切れているような感じで気の毒なほどです。今日は8月1日夏真っ盛りだというのに、鳥の世界では冬への準備とは驚きですね。
本当は黒い頭にオレンジの喉元、凛としたノビタキ雄に会いたかったのですが、どうやら季節が遅かったようです。来年再チャレンジです!!
ノビタキの他にホオアカとビンズイに会いました。ビンズイは初見です。やりました!!
ノビタキの朝ごはんが終わったのか、別のエリアへ移っていってしまったのか、あたりが静かになったので、そろそろ宿に戻ってわたしの朝ごはんにしましょう。
朝食を食べてチェックアウト。ホテルマンが車まで荷物を持って送ってくれました。とても気のいい小父さんでした。なかなかいい宿でした。
家路につくまえにせっかく高原に来たのだからと、展望台へ"観光"に行きました。展望台はとても見晴らしがよく草原一帯を広く見渡せます。よく晴れた青空に草原と山の緑、緑の中に白い白樺、草原らしい気持ちの良い風がわたり、ゆれる草花の間を飛び交う・・・鳥!うお~、ノビタキが飛んでいる。しかもたくさんいる。家族でいる。観光客で賑わう展望台のすぐ近くに、ノビタキの家族が何組もいました。しかもここの草原は草だけでなくピンクの可愛い花(ホザキシモツケ)が咲いています。観光のつもりできたので望遠レンズを持ってきませんでした。悔やまれます。
↓ノビタキが小さく写ってるのでクリックしてすこし大きい写真をご覧ください。
若鳥も一丁前にトンボを狙っているようです(笑)
いや~楽しい鳥観となりました。高原は最高です。絶対また来ようと思いました。都内を抜けて帰らなくてはならないので、昼前に帰りました。
ノビタキ、ビンズイの様子を動画Galleryでどうぞ
http://www55.tok2.com/home2/keiri/movies.htm
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