今日の天気はどんより曇り空、夕方には雨か雪との予報。山は白く霞んで見えるので、道路の積雪具合が気になります。先日の苦い経験もあったので、事前にビジターセンターへ電話して、積雪の状況を確認すると、いつも私が通る道は、生活道路なので除雪車が入らないのだそうで、今も所々雪が残っているとのこと。それならなるべく大きな道路を通って行けばとルート変更。難なく目的地へ辿り着けました!
まずはビジターセンターで情報収集です。ハイキングマップをいただいて、お姉さんに話を聞くと、なんとここを訪れるバードウォッチャー達が書き残していく鳥見日記があるというのです。さっそくそれを拝見すると、一番最近の日付は昨日で、ルリビタキにベニマシコ、ジョウビタキなどなどなど・・・たくさんの鳥達が目撃されているようです。期待が膨らみます(^^) コースにはいくつもの沢がある関係で、路面が凍結している場所もあるらしく、また、奥の方には除雪していない区間もあるそうです。気をつけて、さぁ行ってみよう!!
コースへ入ると、さっそくツグミとホオジロのお出迎えがありました。とりあえずツグミの証拠写真を一枚。
ツグミ(トリミング)
それから少し先へ進むと直ぐに沢があり、そこで早くも鮮やかな青のルリビタキを見つけました!とても動きが早く、じっとしていないので、一生懸命青い姿を追いましたが、フレームに入れることが出来ず、残念なことに写真は撮れませんでした。しばらくルリビタキを待ちましたが、再会することはできませんでした。
しかし、そのすぐ隣の崖っぷちで、アオジとカヤクグリがせわしなく餌探しをしていました。カヤクグリは5月の奥庭以来です。奥庭でもたまにしか出てきてくれない珍しい鳥だと思っていたのですが、今日ここではそこらじゅうにいるといった感じで(2,3羽が一緒に行動しているように見えました)、人が近寄ってもお構いなしで餌探しをしていたので驚きました。カヤクグリとアオジのいる場所の頭上高くで、綺麗な鳴き声がしました。見上げると、イカルが3羽木に止まっていました。なんだか今日はとてもラッキーです。
カヤクグリ
アオジ(トリミング)
イカル(トリミング)
足を進めると、ホオジロがいい感じの木に止まっていたのを見つけ、また足を止めてしばらく撮影。練習にはもってこいの被写体となりました。
ホオジロ
ホオジロが飛んでいってしまったので、先へ進もうとしたのですが、ふと下ろした目線の先に、アオジのようなホオジロのような?でも少し黒っぽい可愛い子が、チョコチョコ道路を歩いていました。わたしを恐がる様子が少しもなく、無心に餌を探しているようで、しばらくこの子と一緒に歩くような格好になりました。家に帰ってから図鑑で調べたところ、クロジの雌ではないかと思いました。
クロジ雌?(トリミング)
次の沢で、何かいないかなぁと足を止めると、思いがけずわたしの頭上近くの枝にルリビタキの雌を見つけました。あわててカメラを構えましたが、あっさり飛んでいってしまいました。今日はルリビタキと相性が悪いようです。
次に見つけたのはシロハラです。ヌルデ(?)の実を一生懸命に啄ばんでいました。下に積もった雪が自然のレフ板となり、シロハラの白いお腹がぼんやり明るくて綺麗でした。
シロハラ
先へ進み、ブッシュの中にガサガサと動く影を見つけました。土の上で枯葉を激しくほじくりながら歩いているので、シロハラかツグミだろうと念のため双眼鏡を覗いてみると、シロハラ雌のような色合いの背中と、目にクッキリとした白いラインが見えました。白いラインは、眉毛というよりもエジプトの王子様のアイラインのようでした。たぶん篭脱けして野生化したといわれるガビチョウだったと思います。残念ながら証拠写真もなしです。
道すがら、時折ジョウビタキの姿を見かけたのですが、なかなかシャッターチャンスに恵まれません。またジョウビタキの声がしたので姿を探しながら歩いていると、ようやくいい感じの枝に止まっているジョウビタキ雄を見つけました。このジョウビタキもヌルデ(?)の実を狙っているようで、ツグミやシジュウカラなどと入れ替わり立ち代り実を啄ばみに出てきました。
ジョウビタキ雄
シジュウカラ(トリミング)
雪が舞い始めました。積もるほどの降りではありませんでしたが、万が一ということもあるので心配です。コース半ばですが、引き返そうかどうか悩んでいると、今度はジョウビタキ雌を見つけました。寒いんでしょうね~。やけに丸くなっていました。
ジョウビタキ雌
ジョウビタキ雌を撮っていると、コースを引き返してきた同好の方がいらっしゃって、ここより50分ほど歩いた先に、真っ赤なベニマシコがいたと教えてくれました。ここからあと50分。。。雪も降っていることだし、天気の良い日にリベンジしようと心に誓い、今日はこれで引き返すことに決めました。
ヌルデ(?)にシロハラがいたポイントは、今度はジョウビタキ雄が実を啄ばんでいました。ジョウビタキのホバリング(先頭の写真)!初めて見ましたよ~ 夢中になって撮りましたが、まだまだ修行が必要だと痛感しました。
駐車場へ戻ってきた頃、いよいよ雪が本降りになってきました。気温ゼロ度。路面が凍結してしまう前に山を下りなくては。。。
鳥がたくさんいてとても楽しかったですが、ロクヨン担いで2キロ5時間の道のり(歩くの遅いっていうか立ち止まりすぎ~(爆)) いやぁ疲れました。体がギシギシですぅ。とほほ。。。
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