初夏、夏鳥が高地へ移動する時の通り道って、ひょっとしたらお帰りルートでもあるのかな?そんなふうに思うといてもたってもいられない気持ちになりまして、初秋の鳥さん探しに行ってきました。そこで会えた鳥さんたちは、、、
駐車場で機材の準備をしていると、ミズナラの大木に賑やかな鳥さんの声がしました。見てみると、それはゴジュウカラさんでした。機材の準備が終わってミズナラの大木を見上げると、ちょうど鳥さんがやってきました。逆光で判別しにくかったですが、たぶんビンズイさんだったと思います。さっそく証拠写真をgetしました。
ビンズイ
標高1400メートルほどのこの地は、朝晩の冷え込みはけっこうなものでした。朝7時、陽はすっかりのぼっていましたが、しばらく歩く道はほとんど日陰の暗い森、上着を1枚着て出発しました。
コースへ入ってすぐ、清流にカワガラスがいるのをみつけました。初夏にもここで何度も見ました。ここはカワガラスの定番ポイントです。撮影するにはちょっと遠かったので、足を先へ進め、初夏には山にあがる前のルリビタキさんがいたポイントへ。そこでしばらく様子を見ましたが、残念ながら鳥影はなく、先へ進むことにしました。
初夏にはコ○○リさんがいたポイントです。辺りをキョロキョロ見回しましたが、コ○○リどころかミソサザイの声もしません。鳥さんが鳴いてくれないと姿を見るけることができないばかりか、いるのかどうかすらわからず、非常に困ってしまいますね。
そんな中、川の中にまたしてもカワガラスを見つけました。しかもよく見ると幼鳥でした。川の浅瀬で餌を探しているようで、距離もちょうど良かった(っていうか近過ぎ?)ので、しばらく観察してみることにしました。餌をとったり、川の流れに流されてみたり、餌を食べに倒木にのぼったり、毛づくろいをしたり、観ててけっこう面白かったです。
幼鳥は警戒心が薄いと聞いたことがありますが、このカワガラスの幼鳥は警戒心が薄いというより好奇心が旺盛と思えるほど接近されて困りました。いっときなんか、手を伸ばせば届いちゃうよってくらいのところまでやってきて、こっちが固まっちゃいました(^^;
このカワガラスを見ている間、対岸の藪の中をジッジッと地鳴きしながら歩いているミソサザイをみつけました。行動パターンは既に秋冬モードなのかも?
毛づくろいが済んだカワガラスがまた川に戻ってしまったので、先へ進むことにしました。そうしたらまたカワガラスがいました。今度は成鳥でした。こんなに頻繁に間近にカワガラスを観察できたのは今回が初めてです。今がカワガラスを観察しやすいBESTシーズンなのかな?
結局森の中では期待した夏鳥たちにまったく会えず、次のお目当て冬羽になったノビタキさんを探しに行くことにしました。
ノビタキさんのいる広~い湿地は、ススキの背がすっかり伸びて、ふさふさの穂が風に揺れてました。ノビタキさんはいつもの木の枝にとまってました。ちゃんと冬羽になってましたよ^^
ノビタキ冬羽
ここでのノビタキさんですが、異様に警戒心が強いというか、臆病というか、人が来るとピューっと遠くへ飛んで行ってしまいます。背をかがめてノビタキさんが来るのを待ち、もうちょっとだという時になってハイカーがやってきたりすると、またピューっと行ってしまいます。こんなことの繰り返しで、暑さもありちょっとバテてきました。行きたいポイントが他にもあるので、次へ移動することにしました。
次の場所も初夏にはキビタキ,コサメビタキ,オオルリなどもいて賑やかだったところです。草がぼうぼうに生えて初夏に来たときとはすっかり様変わりしてましたが、記憶を頼りに歩きました。
最初のポイントに着くと、突然何か猛禽が飛んできたと思いました。猛禽が飛び込んだ林の中を伺うと、猛禽類かトケン類か何かよくわからないのがいました。家に帰って図鑑を調べると、後姿の特徴からトケン類のジュウイチらしいことがわかりました。やった!初見です^^/
ジュウイチ
それからまた鳥さんを探して歩いていると、カラ類の群れがやってきて、その中にオオルリの若鳥が混じっているのをみつけました。カラ類の群れがいなくなってもオオルリ若はその場に留まっていたし、気がつくとオオルリ若だけで5,6羽の集団になっていたので、もしかしたらカラ類の群れとは関係なかったかもしれませんが(^^;
オオルリ若が飛んで行ってしまったので、そろそろ帰ろうと思い来た道を引き返していると、ヒューッというかキェーというか、ちょっとビックリするような奇声が聞こえ、なんだろう?と思って辺りを見回していると、また猛禽か何かが飛んできたのを発見しました。それが飛び込んだ先を探してみると、またしてもジュウイチ(名前は後になってわかった)をみつけることができました。さっき見たのと同じ固体かどうかはわかりませんが、図鑑によるとこのジュウイチさんは幼鳥らしいことがわかりました。
ジュウイチ幼鳥
ちなにみに、ヒューッというかキェーというか、ちょっとビックリするような奇声と、このジュウイチとの関連は不明です。この子の声なのか、他の鳥か動物の声なのか???
終わってみれば、カワガラス若,オオルリ若,ジュウイチ若と若様シリーズな一日でした。期待した夏鳥との出会いはありませんでしたが、冬羽のノビタキに会えたし楽しかったです。ただ、帰り道、我が家まであと30分というところで予想外の渋滞に巻き込まれ、9時に帰り着けるはずが11時になってしまったのには参りましたorz
今日見聞した鳥:
エナガ、オオルリ若
カワガラス、キセキレイ、コガラ、ゴジュウカラ
シジュウカラ、ジュウイチ
ノビタキ♂♀
ビンズイ、ホオジロ
ミソサザイ
ヤマガラ
以上6種類+α
カワガラスの幼鳥可愛いですね。
秋は夏鳥さん達囀らないので見つけるの難しいですよね。
ジュウイチの幼鳥に会えたのは良かったですね。
お山に通い続けているからですよね。
投稿情報: ken | 2006-09-16 07:39
カワガラスの幼鳥、初めてみました!
もこもこしてて、可愛いですねぇ^^
最近、鳥撮りはすっかりご無沙汰です…orz
投稿情報: mattyu | 2006-09-16 09:29
カワガラスの幼鳥すごく可愛かったです^^/
レンズ越しにみていたら、いきなりこっちに向かって飛んできたりして、こっちがあわててしまいましたよ^^;
ジュウイチはラッキーでした、1羽が縄張りにしているみたいで、けっこう何回か見られたんですけどねぇ、写真が。。。
mattyuさん
そろそろ秋の渡りのシーズンですし、近所からまた始めましょうよ~
投稿情報: keiri | 2006-09-17 19:41